
朝からCNNでは日本の震災ニュースが今日も続く中、出発。
我々が果たす役割に全力投球しよう!
(写真:気合いを入れなおすメンバー。左から、近藤、友成、ファンケル社の大塚さん、シバタ。)
早速一行が向かったのは、ガーナナショナルスポーツカウンシル。
すべてのスポーツを統括する政府機関です。

(写真:大塚さんが指さすのが大きな看板。)

ナショナルスポーツカウンシルの事務所は、ガーナが誇る大きなサッカー場「アクラスタジアム」の中にあります。シバタの後ろにあるガラス張りの建物が事務所。また、その傘下にはすべてのスポーツの連盟事務所がつらなっており、ガーナ野球連盟もこの中にありました。

そして、朝一番のアポイントが、ナショナルスポーツカウンシルのトップ、アグラ会長。なぜかサッカー場の観客席で面会することになりました。

野球連盟のケイケイ会長に紹介され、挨拶もそこそこに今回の訪問の趣旨を説明。ガーナ野球連盟が主体的に行う学校への普及の実現に向けて、ファンケル社さんのCSRによりたくさんの野球を提供することとともに、教育的観点から、日本の高校野球、甲子園大会のような全国大会の導入の提案などについて説明しました。

そして、日本高校野球連盟からいただいた高校野球の映像の一部を実際に見てもらいました。
アグラ氏は、「アフ友やファンケルを通じた日本のみなさんの協力に感謝している。4月に届く野球道具を活用し、普及に向けて予算措置もとっていく」と力強く明言されました。
アグラ氏は、大学をアメリカで過ごし、野球にも詳しい様子。ガーナ甲子園プロジェクトの実現に向けて心強い後ろ盾を確認できました。

最後にアグラ氏を囲んで、がっちり握手。これが記念すべき第一歩となるか!?

その後に向かったのは、ガーナ教育省。ここに、JICAから教育の専門家として長期に派遣されている金沢さんに面会に行きました。甲子園大会は学校の全国大会。そういったものが現状あるのか、実現に向けてどんなハードルがあるのか、情報入手が目的です。

金沢専門家(右)には、アフ友の映像や、高校野球予選を通じて高校生が成長する感動ドキュメントの一部の映像をみていただき、「野球と教育」についてアフ友の提案を説明。すると、早速、こうした全国イベントを開催する際の担当官を会議に呼んでいただきました。

アナンさん(中央)は、全国スポーツフェスティバルなどをコーディネートするご担当。映像をお見せしながら改めて説明。「野球はまだ普及していないから、全国大会の競技にはできないが、全国大会でデモンストレーションをやるということはあり得る」など前向きな発言もあり。何より、この会議に同席していたガーナ野球連盟のケイケイとアナン氏をつなげることができたことが大きな成果でした。
(午後編に続く)