
この日、神戸大学にて講演ならぬ「講義」を行いました。神戸大学国際文化学部は、通称「JICA講座」といわれるコマがあり、JICAの職員が「非常勤講師」に任命されて講義を行います。で、この日はなんと、JICA職員として語る「アフ友活動」が講義のテーマ!これまで講演はほとんど「アフ友代表」として行ってきましたが、この日は異例にもJICA職員としてNPO活動を講義。よって、テーマは「キャッチボールで世界を平和に!」 アフ友代表の友成が、JICA職員になった経緯、アフリカ野球との出会い、なぜアフリカに野球が必要なのか、などなど80分間語りました。JICA職員として語る講演、講義の時は、ちょっぴりアカデミックさを意識してクールに語ることが多いのですが、アフ友となると俄然ヒートアップ!講演後のアンケートも大好評で、熱さがしっかり学生のみなさんに伝わったようです。さあ、みなさんも、世界に向けて、キャッチボールを始めよう!
(写真上:講義終盤。すっかり自分のペースの友成)

(写真:聴講者ざっと150人。神戸大学の学生さんは、おしゃれな人が多かった!本当に熱心に聴いてもらえて、語りがいがありました。みなさん、どうもありがとう!)
<神戸大学の学生さんへ>
終了後のアンケートでは、肯定的に評価する内容がほとんどでした。ありがとうございます!しかし、否定的なコメントもお二人からいただきました。そのニュアンスを紹介し、回答します。
(このような否定的な意見も大歓迎です!)
Q1)生きがいが必要というけど、アフリカでは生きがいどころではない人も多いのでは?
→人間として生きていくために必要な基本的なこと(ベーシックヒューマンニーズ)に対する支援は何よりも必要です。でもそれだけでいい、ということではなく、違うアプローチもある、ということを申し上げました。生きがいを共有することは同じ目線で双方にとって学びあえる関係も築けます。
アフ友は、アフリカの一部に現存する少年兵問題にも、野球を通じたアプローチで貢献することを模索しています。国際協力にはさまざまなアプローチがある、ということを実践していければと思っています。
Q2)野球は民主的で公平なスポーツだというけど、補欠はバッターボックスにたてないのでは?
→そのとおり!私はベンチにさえ座れませんでした(笑)
そんな悲劇をアフリカの子供に味わってほしくない! だ・か・ら、みんなが打席にたてて、補欠のいない「三角ベース」なんです!